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水上浩一ブログ

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現状の沿線上で考えても変わらない

2013年4月24日|未分類

水上 浩一です。

自宅で寝るときに毎回聞いている司馬遼太郎さんの講演音声があります。これまで何十回、いや何百回聞いたことでしょう。

昨晩もそれを流しながら寝ていました。ふと2時に目が覚めて、耳を澄ますと、その音声がまだ流れていました。

すると新鮮なキーワードが入り込んできました。その瞬間、現在水上が一番興味のある、コンテンツ化しようとしている内容にいきなりリンクし始めたのです。

そこからずっと考え続けてしまい、結局朝まで起きていました。しかもそれに関する内容の本を3冊ピックアップしてAmazonで注文。関連するページを検索して調べている自分がいました。

同じ内容を聞いているのに、これほど新鮮に感じるというのが本当に驚きでした。同じ本を読んでいても共鳴する場所が毎回違うのと同じ現象なのだと思います。つまりは自分の問題意識がポイントだということです。

■現状の沿線上で考えても変わらない

そんな体験の中で、改めて思ったことがあります。何かを変えようと思ったとき、現状の沿線上でいくら考えていても、何も変わらないのだ、ということです。

たとえば売上を上げていこうとします。

現状の10%アップ、20%アップぐらいでしたら現状をベースにして改善していくことで問題解決になると思います。

でも、現状の200%アップ、300%アップとなるとそうはいきません。業務改善レベルでは解決できません。

そうなると、そこからどれだけ跳躍して考えることができるか?ということが重要になってきます。

跳躍して考える、というのは、全く違うことを考えなければならない、ということとは違うと思います。

たとえば「2次元思考から3次元思考に変換しよう」ということだと思います。平面で考えているうちはどうしてもその平面のところだけでの思考になってしまいます。でもそこに「厚み」をプラスすると全く違った視点が現れてくるのです。

2次元の平面をベースにしてそこに厚み、つまり高さを持たせて考えてみる。もう少し考えを進めていって、時間軸を加えた4次元思考を行ってみる。そういうトライで考え方を進化させていくことが重要だと思います。

この「次元思考」は、思考の跳躍ともちょっと違います。

たとえば、
「リンゴを製造販売している会社」の場合、

リンゴジュースを販売する、というのは「加工品」販売ということで現状の沿線上でのアイディアとなります。その意味ではアップルパイを販売する、というのも同様になります。ジャンルはフルーツ系からスイーツ系に変化していますが。

3次元思考で考えますと、たとえば同じ果実を販売するにしても、「りんごの木のオーナー制度」を採用して木1本まるまるオーナーを募って行く方法もあります。

これは表面上は権利系のビジネスになっています。さらにはそこにオーナー様限定、ご自身の木からリンゴを収穫してみよう!体験ツアーを企画してペンション等で宿泊、食事付きのツアーを販売したら、さらに「増し分」がアップしていきます。

おそらくオーナーさんは家族や友人も誘うと思いますのでその方々の分も売上アップします。

さらに誘われた方々も、お土産を購入されると思いますし、もしかしたら来年はオーナーに、というお考えも持つかもしれません。オーナーさんというお客様が別のお客様を呼び込んでくださっていることになります。

4次元思考で考えていきますと、オーナーさんのお子様が結婚するときに、果樹園ウエディングをご提案されるのもよいと思います。

そうするとそこで挙式された方にお子様が出来て、またその果樹園に遊びに行く、という「時間軸」が加わってくることになります。

3世代でのおつきあいとなりますと、リンゴを活用した「リンゴ酢」等の健康食品の販売も定期購入につながっていく可能性があります。

リンゴの果実にだけとらわれていると、果実をどうやって売るか?さばいていくか?という考え方になってしまいます。

そうしますとジュース、スイーツ、といったベクトルでの思考に終始してしまいがちです。

それを、リンゴの木を所有している、という考え方にシフトすると「権利」や「体験」を販売するというアイディアが生まれてきます。

さらに世代でのご利用を考えていきますと、それこそ一生のおつきあいというベクトルが生まれてくることになるのです。

 ■2次元思考(商材にフォーカスした展開思考)
  リンゴの果実→リンゴジュース販売→アップルパイ販売

 ■3次元思考(強みにフォーカスした思考)
  リンゴの木のオーナー制度→収穫体験ツアー

 ■4次元思考(強みに時間軸をプラスした思考)
  リンゴの木のオーナー制度→果樹園ウエディング→リンゴ酢健康食品定期購入

2次元ではあくまで「果実」という面にとらわれた発想になっています。

3次元では果実はベースとしてありますが、生産者である、ということを最大限活用して権利や体験といった高さをプラスして考えています。

4次元ではさらに時間軸をプラスしてお客様の人生の節目情報も知ることでLTV(ライフタイムバリュー)の最大化を行うことができます。

しかも、次元が上がれば上がるほど、お客様との関係性も深くなって、より楽しく、感動的になっていることがわかります。

なんていうことを考えていたら、朝になった、という訳です。