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ネットショップ ターゲットキーワード選定方法の具体的事例

2020年3月28日|Webマーケティング, You Tube, ネットショップSEOターゲットキーワード説明

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■ネットショップ「ターゲットキーワード(3)選定方法の具体的事例」

前回は「ネットショップターゲットキーワードの選定フレームワーク」についてお伝えしましたが、
今回は実際にターゲットキーワードの選定をフレームワークにそって実施してみましょう。
たとえば和菓子と洋菓子を両方扱っているスイーツショップを想定してみます。
まずは、キーワードプランナーを使って1)月間平均検索数が1000回以上のキーワードを選定します。
取り扱い商品の中で、
「プリン」→74,000回
「チーズケーキ」→74,000回
「どら焼き」→18,100回
を選定してみました。いずれも月間平均検索数1万回を越えるビッグキーワードです。
次に2)購買確率が高いキーワードかどうかを見極めます。
まずは「プリン」ですが、・クックパッド・デリッシュキッチン(レシピ動画)・クラシル(レシピ動画)
ばかりがランクインしています。「プリン」というキーワードの検索目的は「プリンの作り方」を
知りたい、ということが予測できますので、購買確率は低いと判断します。「チーズケーキ」も見事に
上位はすべて・クックパッド・デリッシュキッチン(レシピ動画)・クラシル(レシピ動画)ばかりが
ランクインその下はRetty等の実店舗紹介と続きます。「どら焼き」も同様です。
楽天市場が上位にあるものの、あとはすべて・レシピ・Retty・食べログとなっていて、どちら
も購買確率は低いと判断せざるを得ません。このように「グルメ・スイーツ系」ショップのキーワードは
レシピサイトや食べに行くお店を検索するメディアが上位を占めているケースが多く、
購買確率が低いキーワードが多いのです。しかし中には購買確率の高いキーワードも存在します。
たとえば「紅白饅頭」は月間平均検索数4400回のミドルレンジのキーワードなのですが、
検索結果を見てみると、楽天市場や大手菓子店のネットショップ等がランクインしており、
購買確率が高いことがわかりました。
3)競合他社分析ですが、インデックスされているサイトを運営している企業の事業規模、
該当カテゴリに対する信頼感や知名度を調査します。
ここで勝負できるかどうかを判断することになります。実際にEC実践会の受講者さんの店舗では、
受賞した経験もあり、専門性も高いと判断「紅白饅頭」をターゲットキーワードに選定しました。
結果的に最高で2位まで浮上することができました。
このようにグルメ・スイーツ系のキーワードでは
・自分で作れない
・ギフトの需要が多い(できればお中元、お歳暮以外の利用も想定できる)
・手軽に配送できる(賞味期限等がある程度ある等)
の場合、大量購入の可能性もあり、客単価も上がり、さらに気に入ってもらえると毎年リピート注文が
くる可能性があるので狙いたいキーワードとなります。