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外部環境分析「事業経済性」その1「稼働率」

2021年4月4日|Webマーケティング, You Tube, マーケティング戦略策定基本プロセス

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■外部環境分析「事業経済性」その1「稼働率」

コスト構造分析をする目的の一つは「事業経済性」を具体化することです。
事業経済性とは、戦略をコスト面から分析する考え方です。事業経済性には大きく5つの要素があり、
業界特性や製品ライフサイクルにより、必要な戦略を策定していきます。
事業経済性とは、コスト構造分析(項目・比率・特性)により規定される業界特性のことを言います。
算数の世界で説明がつくため、パターンを覚えると事業の特性を特定しやすい、という特徴があります。

事業経済性の具体例としては次の5つがあります。
1)稼働率の経済
2)規模の経済(スケールメリット)
3)習熟の経済(経験曲線)
4)範囲の経済(シナジー)
5)ネットワーク効果
この5つはコスト・リーダーシップ戦略で説明するとわかりやすいです。
コスト・リーダーシップ戦略とは、競合他社よりも低いコストを実現することにより、競争優位を確立する戦略。
ハーバード大学ビジネススクールのマイケル・ポーター教授が提唱した3つの基本戦略の1つ。
コスト・リーダーシップ戦略の他に、コスト以外で差別化する「差別化戦略」と、特定の領域に特化する「集中戦略」が
あります。
低コストを実現する方法として、例えば製造業の場合、生産量を増やすことで単位当たりの固定費を低減し(規模の経済)、
経験による労働力や工程の効率化(経験曲線)を追求することが挙げられる。あるいは、範囲の経済性を追求し、
生産技術や原材料を共有できる製品を扱うことも挙げられる。これは例えば、雑誌を刊行する出版社は、
書籍も扱いやすいことである。さらに、稼働率を高めることも、コスト・リーダーシップ戦略においては重要です。
ひとたび低コストを実現すると、販売価格を下げ高いシェアを目指すこともできれば、
他社と同等の価格で販売し高い利益率を確保することもでき、経営に自由度が増すというメリットがあります。

1)稼働率の経済
稼働率が増すにしたがって1個あたりの固定費が安くなり、総コストが低減すること。
稼働率が100%を超えると新しい固定費の追加が必要となり、総コストは増えます。
経験則でいうと稼働率は80%程度を目標地にするのが良いようです。
稼働率は、飲食店などでは「回転率」となります。
食品工場の稼働率の計算方法
ある食品工場 のかまぼこ製造ラインでは1日で3万個のかまぼこが生産されます。1時間当たりの平均的な生産能力が
製品4000個とします。1日の労働時間が8時間とすると、1日当たりの標準生産能力は3万2000個です。
ある日の生産個数が3万個だった場合、その日の稼働率は、3万個÷3万2000個=93%となります。
このように一般的に、稼働率は、「実際に生産した個数を生産能力(本来生産できる個数)で割る」ことで計算できます。
これを生産基準といいます。
時間基準という、「実際に稼働した時間を稼働すべき時間で
割る」といった稼働率の計算方法もあります。
例えば、1日の機械が稼働すべき労働時間を8時間としたときに、実際に機械が稼働した時間が7時間だった場合、
7時間÷8時間=87.5%が稼働率となります。
このように、生産基準と時間基準の両方を算出し比較することで、より詳細にムダな箇所を知ることが出来ます。