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ネットショップにおける ビジネスセンスとは?

2020年4月18日|Webマーケティング, You Tube, ネットショップ運営のコツ

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■ネットショップにおける ビジネスセンスとは?

ビジネスセンスは「得意なことを発揮できる「場所(仕事)」を見つける能力のこと」と
定義してみました。
通常は「好きなこと」となるのかもしれませんが、好きなことを仕事にできる人はおそらく天才です。
たとえば以前ラジオ番組のパーソナリティーを担当していたとき、Jリーガーの方を2名ゲストに
お迎えしたことがあります。そのときにおっしゃっていたのは「自分は小学生のときにプロサッカー選手に
なると決めていた」というのです。
その気持ちは全くぶれず、そのまま学校を卒業するとすぐにJリーガーになったそうです。
もう一人の方は、1年浪人したそうなのですが、そのときも全く気持ちにぶれは無く、
見事に翌年Jリーガーになったそうです。おそらくそういう方は好きなことが得意で、
その能力を発揮できる場所をそのまま見つけてプロになっているのだと思います。
しかし、大多数の私を含めた人間は「普通の人」です。普通の人は、得意なことを見つけて、
それを突き詰めていき、最終的に好きになれたら幸せなのだ、と考えています。
ではビジネスセンスを磨いていくことはできるのか?という問題について考えてみたいと思います。
おそらく現時点での見解としては、ビジネスセンスを磨いていくことはかなり難しいと思います。
そもそもの考え方が異なる場合、その考え方に邪魔されて成長することができないからです。
その考え方とは「オレがオレが」思考と呼んでいるものです。
これは私が尊敬している経営者さんもおっしゃっていました。「私は最終的に面接して
採用するかどうかを決めるポイントは『オレがオレが』思考になっているかどうか?だと思います。
自分の仕事の実績を自分の手柄として自慢する人です。こういう人とは仕事ができないので
採用しません」。そして「オレがオレが」思考の方は、「オレがオレが」思考である、
という自覚が無いので、ほとんどの「オレがオレが」思考の方は修正が不可能なのです。
「オレがオレが」思考で無いことを条件にすると、ビジネスセンスを磨いていくことは可能だと思います。
その方法論はビジネスセンスの定義を分解していくことでご理解いただけると思います。
1)得意なことを見つける
これはおそらく天才で無い限りすぐには見つからないので場数が必要だと思います。
2)得意なこと(能力)を発揮できる場所(仕事)を見つける
これも、得意なことを活かせる場所(仕事)は、やってみないとわからないと思いますので、
ある程度の場数が必要だと思います。
3)得意なことを活かせる場所(仕事)で得意なことを突き詰めていく
突き詰めていくには「量」と「質」が重要で、もう一つ「方向性」が間違っていないことが大切です。
方向性についてネットショップで考えて見ると
・常にマーケティングの観点で考えることができているか?
 集客→販売→リピートを常に念頭において考えているか?
・生産性を常に意識しているか?
 生産性=成果(利益や売上)/コスト です。生産性を上げるにはコストを下げるか、 
利益や売上といった成果を上げるか、両方を実現するか、の3通りしかありません。
 そこを常に意識できているか?が重要だと思います。
・逆算できるか?
 たとえば自社ECサイトで月商30万円売上が欲しいとした場合、
月間4500セッション×転換率1%×客単価@6700円が必要である、
と頭に入っているかどうかです。 入っている場合は、客単価が6700円あり、
転換率が0.5%しかなかった場合、3 0万円作るには月間9000セッション必要なので、
1日300セッション必要だ、で はそのセッション数を生み出すには広告はどうする?SEOは?
メルマガの件数と配信頻 度は?と即座に逆算して考えることができるかどうか?が重要だと考えます。
・ビジネス・インパクトを基準に考えることができるか?
 逆算思考とセットになっていると考えていますが、どの項目、たとえばセッション数、 転換率、
客単価、でどこを改善するのが一番売上、利益の最大化を実現できるか?そのために最も効果的な
施策はなにか?LPの改善か?メルマガの配信頻度か?ターゲット の見直しか?等を考えることが
できるかどうか、が重要です。
これらの視点(方向性)を研ぎ澄ませていかない限りネットショップにおけるビジネスセンスは磨けないと
思います。たとえGoogle Analyticsの操作方法に詳しくなっても、売上を上げることはできないのです。