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ネットショップ SEO、リスティング広告、転換率、三位一体の設計

2020年4月25日|Webマーケティング, You Tube, ネットショップ運営のコツ

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■ネットショップ SEO、リスティング広告、転換率、三位一体の設計

ネットショップ運営においてご質問が多いものの一つに「SEOもリスティング広告もランディングページも
お金をかけて対策しているのに、成果が思ったように上がらない。」
というものがあります。
この質問に対する答えは、実は簡単で、しかも原因をほぼ100%当てることができます。
たとえばこんな質問をネットショップ運営者さんにいたします。
「SEOやリスティング広告、ランディングページ制作にお金をかけているとおっしゃいましたが、
それはアウトソーシングしている、ということですか?」
「そうです」
「それらは、別々の会社さんに依頼しているのではないですか?」
「はい。得意分野がそれぞれあるらしいので別々の会社に依頼をかけています」
「それでは、SEOとリスティング広告、ランディングページ制作の3つをまとめて設計しているのは
どなたですか?」
「いえ、弊社にそれらが得意な人材がいないので、すべてそれぞれの会社さんにお任せしています」
・・・それが問題点です。
ほとんどの自社ECサイトの運営担当者さんや経営者さんは、SEO、リスティング広告運用、
ランディングページ制作のノウハウ、スキルが無いため、それぞれを得意な会社に頼めば良い、
と考えてしまいます。しかし、違うのです。
この3つは密接に関連しているので「三位一体の設計」を行う必要があるのです。
三位一体の設計の中心にあるものの一つは「ターゲットキーワード」です。
たとえば、安全靴と作業服、レインコートを販売しているセレクトショップさんの場合、
どのカテゴリでまずは成果を上げていくか方向性を決めることが重要です。
すべて一気に上げることは効率的では無いからです。
ところが、SEOとリスティング広告、ランディングページ制作会社さんに丸投げしてしまうと、
それぞれの会社がそれぞれの解釈で施策を実施していきます。
その結果、ターゲットキーワードを無視した施策になってしまう可能性が高いのです。
たとえば、SEOは市場規模だけで作業服をメインにし、リスティング広告はターゲットの広い
レインコートで運用した方がコンバージョンをとれそうだ、と判断したとします。
ランディングページは通常広告運用している商品で作ることになります。
しかし、実は「安全靴」が一番そのネットショップの得意分野だったとしたらどうでしょうか?
そのネットショップの強みを活かせず、成果は限定的になってしまうのです。
ですから、SEO、リスティング広告運用、ランディングページ制作は、できればそのネットショップさんが
設計を担当するのが一番効率が良いと考えています。しかし、これらは専門知識が必要であることも事実。
なので専門の会社さんに運用してもらうのだ、という理屈が通りそうですが、それでは設計図が無い状態で
家を建てるようなものだ、と良くたとえとしてお伝えしています。通常家を建てる場合は、
設計する方と施主さんが一番打ち合わせをすると思います。大工さんや、外構を担当する会社さんでは
無いですよね?
ですから、自社で設計ができない場合は、最低限度の知識は勉強した上で、設計する会社さんを選定して、
その会社さんと業界特性やコスト構造、市場特性を共有した上で、SEO、リスティング広告運用、
ランディングページ制作を行うようにするのをオススメしています。ここで一番重要なのは設計会社さんを
決めるところではなくて、ネットショップ運営会社の担当者さん、もしくは経営者さんが
「最低限度の知識は勉強」するというところです。そこが欠落していて、
結果的にお金だけかかってしまい、成果が上がらないケースが非常に多いのです。