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1000倍差がつくビジネス思考法やランチェスター弱者の戦略、マーケティングのヒントをお届けします。

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物流や内部業務の内製・外製の意思決定(4)

2020年9月27日|Webマーケティング, You Tube, ネットショップ運営について

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■ネットショップ 物流や内部業務の内製・外製の意思決定(4)

ネットショップにおいて、バリューチェーンでボトルネックが発生する可能性があるのが
「在庫・出荷」の部分です。
ここを内製化するか、外製(外注・アウトソーシング)するかの判断は非常に難しく、
これまでEC実践会でも多くの店舗さんが苦労されてきました。
ここではその意思決定の判断材料となればと考え、いくつかの事例をご紹介させていただいます。
この意思決定には正直、正解は存在しないと思います。
今回もフレームワークを紹介させていただきますが、かならずどちらを選択したにしても不測の事態が
発生するため、予測が不可能だからです。

<フレームワーク>
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内製/外製の判断は、「オペレーション」と「経営戦略」の2軸で考えるとわかりやすい
●オペレーションの観点から考えると
外部と内部でどちらがValue(コスト・スピード・正確性等)
が高く出せるか?
●経営戦略の観点から考える
この業務は会社にとって、コア・コンピタンスか?
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美容健康系商材の製造・販売ネットショップの
顧客対応・在庫・出荷

●オペレーションの観点から考えると
外部と内部でどちらがValue(コスト・スピード・正確性等)
が高く出せるか?

1)B2Bの出荷については、小売店への発送となり、オペレーションが煩雑になり、効率化が難しい。
そのためアウトソーシングするのに外注先への指導の長期化が予測。
2)B2Cの出荷については、商品数もそれほど多く無く、同梱物も限定されているので
オペレーション的にはアウトソーシングした方がコストが軽減される。また新商品のリリースも予定されて
いたため、今後のB2Cの注文数が増加することが予測。
スタッフ人数を増やすかアウトソーシングかの経営判断となる。
3)電話対応もすれば売上が上がることが見込めたが、そのためにはスタッフ数を増やさなければならず、
少人数体制での店舗運営が不可能になってしまう。そのため電話対応をしっかり行うことではなく、
ウェブサイト上のコンテンツのクオリティを上げることで電話をしなくてもよい状態に持って行くことを
着想。

●経営戦略の観点から考える
コア・コンピタンスか?

→コアコンピタンスでは無い。
ただし、B2Bは、オペレーションが煩雑なため、これまで通り内製化で出荷を行うことにした。
人員はこれまでいた人数で十分まかなうことが可能。
B2Cは、外部の方がValue(コスト・スピード・正確性)すべてにおいて勝っている。
なおかつ経営者の少人数体制での店舗運営が可能なため、実施。完全移行。
そのタイミングで販促企画が当たり、一気に売上が上がり、内製していたら出荷しきれなかったほどの
受注があったが、をアウトソーシングしていたため、難なくさばくことが出来た。