不況に強い弱者必勝の戦略ルールで経営を総点検すると、競争力が強くなった上に経費も安くなるので業績が向上。
経営の大事なところのやり方には、競争条件が特別有利な1位の会社だけが使える「強者の戦略」と、2位も含め、これ以外の会社が実行しなければならない「弱者の戦略」の2種類があり、内容は全くさかさまになっています。 99.5%の会社は弱者の戦略で経営をすべきです。ところが本や講演で説明されるのは、強者の戦略が中心になっています。それに初心を忘れると、中小企業の社長でもつい強者の戦略で経営をしてしまいます。これが業績を悪くする最も大きな原因になるのですから、急ぎ経営の総点検をして正しく直さなければなりません。
1.従業員1人当たり1年に100万円~200万円の損失が出る
本来弱者の戦略で経営すべき会社が強者の戦略で経営をすると、従業員1人当たりの粗利益が1年に「100万円~200万円」も少なくなります。もし従業員が20人もいれば、1年間に「2000万円~4000万円」も少なくなります。しかし戦略ミスから出る損失は音がしないばかりか、経営分析でもつかめません。経営を総点検してこれを直さなければ、この損失が毎月出続けます。では、どこを点検すればよいのでしょうか。
2.総点検する対象は経営の8大要因
それは商品を初めとして営業地域など、経営の8大要因になります。業績全体を見ると「営業地域、客層、営業方法、顧客維持」の広義の営業が「53%」を占め、次いで商品は「27%」を占めます。2つで「80%」にもなるのですからこれらは急いで総点検し、利益性の原則と弱者の戦略ルールに反しているところが見つかったら、すぐに直します。こうすると正しい仕事を全員ですることになるので、それにつれて業績がよくなります。しかし総点検をして成果を出すには、ある条件が必要になります。
3.弱者の戦略ルールのマスターが必要
それは商品を初めとして営業地域など、経営の8大要因になります。業績全体を見ると「営業地域、客層、営業方法、顧客維持」の広義の営業が「53%」を占め、次いで商品は「27%」を占めます。2つで「80%」にもなるのですからこれらは急いで総点検し、利益性の原則と弱者の戦略ルールに反しているところが見つかったら、すぐに直します。こうすると正しい仕事を全員ですることになるので、それにつれて業績がよくなります。しかし総点検をして成果を出すには、ある条件が必要になります。ランチェスター法則の応用研究から出てきた、弱者の戦略ルールを正しく理解し、マスターすることになります。これには従業員100人以下の社長を対象に規模を絞った、良い教材が必要になります。学習効果は、「教材の質×学習回数」で決まりますから、良い教材を採用して集中的に学習すると、総点検に必要な戦略実力が身につきます。
4.CD8巻。9時間25分の本格派用
ランチェスター法則と出会って35年、ランチェスター先生の墓参りを5回し、現地で手に入れたランチェスター法則の原書を翻訳するとともに、企業調査時代に営業で1位になった経験をもとにまとめたのが、このCD教材です。戦略ミスから気がつかないうちに出ている「見えない損失」を早く止めるために、この戦略教材が必ず役立ちます。
第1章 経営の全体像と構成要因
- 科学的問題解決法で解決
- 会社は粗利益によって生きている
- 経営を構成する8大要因
- 経営を構成する要因のウエイト付
第2章 利益性の原則と市場占有率
- 利益性の公式とウエイト付
- 営業マンの3大作業
- 移動時間を7%少なくすれば経常利益は2倍になる
- 市場占有率1位の条件
- 年商は同じでも営業地域の決め方で利益が変わる
第3章 実行手順とウエイト付
- 軍隊の作戦計画の実行手順
- 戦略の意味を間違って考えている人が多い
- 実行手順のウエイト付
- 経営全体のウエイト付
- 従業員30人以下は業績の98%が社長1人の実力で決まる
第4章 ランチェスターの法則
- ランチェスターの法則
- ランチェスター法則が意味するもの
- 2つの経営概念(コンセプト)
- 強者か弱者かは市場占有率で区分
- 強者となれる3つの条件
- デッドラインの法則
- 弱者のABC
- 必勝の物理的な根拠も計算
第5章 強者の経営戦略
- 強者は総合で1位になることを目ざす
- 強者は市場規模が大きな商品に力を入れる
- 強者は商品の幅を広げて総合化する
- 強者は人口が多い大都市に力を入れる
- 強者は営業地域を広くする
- 強者は営業ルート全体の商品を流す
- 強者は市場規模が大きな業界や客層に力を入れる
- 強者は卸を使った間接販売に力を入れる
- 強者はテレビや新聞などマス広告を利用する
- 強者は量をより重視する
- 強者は弱者を包囲する
第6章 弱者の経営戦略1.目標設定原則 その1
- 経営の目的は市場占有率1位作りにある
- 弱者は強い会社と違ったやり方で差別化せよ
- 弱者は市場規模が小さなものや部分で1位を目ざせ
- 目標の発見は経営の要点を細分化して検討せよ
- 1位を目ざす重点商品や重点地域をはっきり決めよ
第6章 弱者の経営戦略1.目標設定原則 その2
- 弱者は商品や営業地域の範囲を狭くせよ
- 弱者の社長は経営に必要な情報を直接集めよ
- 弱者は最終利用者に近づけ
- 弱者は競争目標と攻撃目標の分離を図れ
第6章 弱者の経営戦略2.運営原則
- 1位を作る目的には必勝の戦術力を集中して投入せよ
- 必ず負ける必敗の条件
- 経営のやり方を営業のやり方には革新を加えよ
- 弱者は軽装備に徹して動きの早さを保て
- 弱者は自社の情報を強い会社に流すな
第6章 弱者の経営戦略3.実行時間原則
- 弱者の社長は1位作りに強い願望と熱意を持て
- 社長は朝型を中心に必勝や圧勝の利益時間戦略を実行せよ
- 利益時間戦略に対する反論
- 忍耐力を高めて1位作りを実現せよ
- 利益時間戦略は願望や熱意に変化する
- 不利な境遇で育った人は弱者の戦略で経営をする人が多い
- 弱者は調子に乗るな。小さな成功で生活内容を変えるな
- 社長の戦略実力の証拠は利益に現われる