ランチェスター法則による社長の差別化学習法
大事なものを忘れていた。経営の差別化をするにはその前に、社長が経営戦略を学習する方法に差別化対策が必要でした。
多数の競合相手がいる中で業績を良くするには、商品の差別化、地域の差別化、営業の差別化など、経営の大事なところの差別化が必要だということは、なんと「45年も前」から言われています。ところが中小企業の大多数は、差別化に成功しているとはいえません。その原因は実際に差別化を考えるのは「社長自身」になるので、社長の戦略実力が特別に高まらない限り、経営の差別化が実行できないからです。つまり社長の「学習方法の差別化」こそが、業績の善し悪しを決める「大本の原因」になるのです。
1.差別化の方法を教えてくれるところがない
ところが中小企業の社長が経営戦略の研究をしたいと考えたとしても、経営の基本原則を初めとして、競争条件が不利な会社が実行しなければならない弱者の戦略ルールを、イチから、きちんと説明している所がないのです。経営をしたあとの記録をする「簿記学校」は全国各地にあるのに、中小企業の社長を対象にした差別化力があって、しかも独創性がある学習方法がまだ開発されていないのは不思議な気がします。
2.何と何を差別化するか
もちろん経営に関する講演会は、セミナー会社や商工会議所などで開かれています。しかし説明される内容はほとんどが一般論であるばかりか、大会社の組織作りや強者の戦略が中心になっています。従業員100人以下、とりわけ30人以下の社長がこのような話を何回聞いても経営の差別化はできないでしょう。
3.業績が思わしくない場合その原因はいくつもありますが、次の4つが大きな原因になります。
まず1番目は、経営規模の「大・中・小・零」で変わる、社長の役目の違いを正しく理解してなく、大会社のやり方で経営している。2番目は、利益性の善し悪しが決まる利益性の原則を理解していない。3番目は、戦略と戦術の区別がつかず、繰り返し作業で、しかも仕事の内容が目で見える戦術だけが経営の大事な仕事と思っている。4番目は、強者の戦略と弱者の戦略の区別がつかず、カッコが良い強者の戦略が正しい経営のやり方と考えている。これらに問題があると差別化がある経営などとてもできないので、業績が悪くなってしまうのです。
4.学習の仕方は素質の違いによって異なる
このような現実がある中、差別化力がある経営を進めて業績を良くするには何はともあれ、社長が「差別化力がある学習方法」を研究し、戦略実力を高めなければなりません。これらについて解りやすく説明したのがこのDVDです。撮影は録音スタジオで撮影しているので音質は最良です。次に説明の仕方は大型のパネルを36枚使い、紙芝居方式でしているのでとても解りやすくなっています。あなたが経営する会社の差別化力を高めて、業績を良くするのに最適な教材です。
中学と高校時代に国語の成績が良くなかった人は、学習の差別化が必要!
第1章 経営システムと経営の基本原則
- 業績が決まる大本の原則
- 大本は社長の戦略実力にある
- 経営を構成する大事な要因とそのウエイト付
- 利益性の原則をはっきりさせる
- 実行の手順とウエイト付
- ランチェスターの法則
- A.強者の戦略
- B.弱者の戦略
第2章 社長の差別化学習法
- はじめに。学習効果を公式で表す
- 社長の素質をはっきりさせる
- 教材の種類をはっきりさせる
- 業績が思わしくない場合の4大要因
- 質が高い教材を準備する
- a.成功社長の体験談は役立たない
- b.仮説検証法は役立たない
- 学習回数を多くする
- 学習計画を立てる