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ランチェスター戦略の勘違い「差別化」の勘違い

2021年1月17日|Webマーケティング, You Tube, ランチェスター経営戦略

「ネットショップ「勝利の法則」 ランチェスター戦略」(マイナビ出版刊)

■ランチェスター戦略の勘違い「差別化」の勘違い

「差別化」の観点から申し上げますと、たとえばよくある勘違いに
「資格を取っても仕方が無い」というのがあります。
資格は、取得するとその方の強みになりますが、資格取得者同士では強みにはならず、
差別化しようと資格を取得したのに、資格者同士で横並びになるだけ、
苦労をして資格を取得したけれど、その結果競合他者のひしめく業界に自ら参入してしまっただけに
すぎない、という論調です。
ただ、税理士さんや、弁護士さん、薬剤師さんやお医者さんのように資格が無いと仕事にならない業種も
存在しますので資格を取得すること自体、否定できないと思います。
しかし、税理士事務所は、税理士と言う資格が必要ですが、知識の勉強だけしていても、
納税額はどこに頼んでも同じなので、知識とスキルだけでは差別化ができません。
差別化するために藤原和博さんの著書「100万人に1人の存在になる方法」によると、
1万時間がんばれば、100人に一人の存在になることができるとのこと。
これを3回回すと、100人×100人×100人=100万人に一人の希少性を確保することが可能とのことです。
たとえば経営学修士(MBA)を取得した方が、1万時間コンサルティングファームに所属して現場で知識を
取得したあと、税理士の資格を取得することで、事業再生(ターンアラウンド)をファンドから
請け負い年商100億円の企業を再生する仕事を行う、というのは
その方にしかできない、100人×100人×100人=100万人に一人の存在だからこそできる仕事だと思います。
(そんな人間はいないのでは?と思われるかもしれませんが、それに近い方を存じ上げています。
実在するのです)
ただし、100人×100人×100人の1万時間を費やす3つは関連性がある、というのが条件になります。
たとえば、整体師の資格と、ボクシングのジムに通うことと、うどん打ちを修行する、というのは
全く関連性が無いのでこのままでは100人×100人×100人=100万人に一人の存在には到達できないと
思います。
ただし、整体師とボクシングと、たとえばボルタリングであれば、ボクシングとボルタリングに
精通したアスリート向けボディ・コンディショニングのトレーナーという看板は出せると思います。
私の事例で恐縮ですが、これまで音楽、印刷の営業、グラフィックデザイン、コピーライターと
やってきて、音楽の感性がグラフィックデザインに活きていましたし、
実際にCDジャケットのデザインも複数担当したことがあります。
また、グラフィックデザインをMacを使ってやっていてパソコンが使えたことと、
コピーが書けたので、それらを合わせてネットショップ事業に進出しました。
そこで販売する、という観点で営業の視点が重要であることを認識しました。
ネットショップで月商1000万円を達成させて、これまでの仕事を反芻して
処女作「教わる技術」を書かせていただく機会をいただき、そこからセミナー講師として呼ばれる
ようになり、ネットショップのコンサルタントとして仕事をするようになりました。
これらは結果的にスティーブ・ジョブズ的に申し上げると点が線になった訳ですが、
自分自身の人生を編集してみることの重要性を認識いただけると思います。
これは私だからできる、ということではなく、どなたでもご自身の人生でやってきた
仕事やスキル、勉強、資格等を再編集してみると、新たな価値が生まれてくるのです。
これを「キュレーション」と呼びます。